高齢になるにつれて、膝に痛みが出る人は多くなります。
ここでは、膝の腫れや水がたまる原因、対処法についてご紹介します。
膝の腫れや水がたまる原因とは?
水がたまる膝の痛みは、【炎症】と【硬くなった筋肉】が主な原因です。動かすことで、余計に炎症がひどくなるため、動かせないようにする自己防衛反応として、膝に水がたまると言われています。
膝にたまる水について
正常な場合であれば、僅かな量の関節液があります。関節液は、通常は、膝関節の骨と骨の境目の摩擦を減らし、なめらかに曲げ延ばしするための潤滑油としての役割があります。
加齢や過去の半月板損傷、関節炎などのリウマチなどのダメージにより、軟骨同士が擦れ合う時にでたかけらなどが関節液に混ざることで、異物を察知し、関節液がたくさん作り出されることになります。
膝の痛みの対処法はこれ!
膝の痛みの対処法としては、膝に溜まった水を抜くことになります。膝の状態が悪い場合には、何度か水を抜くことになります。
水を抜いた後3日程度は、あまりあるかずに安静にしておくことです。水を抜いて痛みがなくなったからといってすぐに普段通りに仕事や家事、スポーツを行なうとさらに悪化する危険性があります。
また、慢性的に水がたまる場合は、炎症を起こしている可能性が高いため、炎症を抑えるために湿布や氷嚢などで冷やす対処法も有効です。膝を使わないことは不可能なため、できる限り歩かないようにし、膝を冷やすことに務めることです。
膝の痛みの予防法は?
再発や慢性化を防ぐためにも水を抜いたり、冷やしたりする対処法を行うだけでなく、膝関節周辺の筋力強化も行うことです。回復しても油断せずに、かかりつけの専門医と相談して適度な運動を行いましょう。