手首の痛みのうち、親指側の骨が痛くなる症状は、ドケルバン病と呼ばれる【腱鞘炎】を患っている可能性が高いです。
ドケルバン病は、手首を酷使することで発症するケースが多く、パソコンを使って仕事をしている人や、野球やバレーボールなど 手首に負担がかかるスポーツをしている人が多く発症します。
ここでは、手首の親指側の骨が痛い原因やテーピングのやり方についてご紹介します。
手首の親指側の骨が痛い原因は?
ドケルバン病とは、手首周辺の筋肉や腱が炎症を起こして痛みを引き起こしている状態です。主な原因になるのが、親指を伸ばすための筋肉である『短母指伸筋』と親指を広げたりする筋肉である『母指外転筋』です。これらに負担がかかると炎症を引き起こし、痛みを発症させます。
また、妊娠中や出産後の女性が患うことも多く、更年期障害の女性が発症することも多いです。これらの女性が発症する原因は、妊娠や出産、閉経などによって、ホルモンバランスが崩れるためです。
出産後の女性は、赤ちゃんを抱く時に手首に負担がかかることが原因で発症します。
⇒ドケルバン病について
http://xn--u9j8az719ao6eo6huo6a.xyz/322/
ドケルバン病の治療法について
保存的療法には「投薬療法」もあり、湿布や鎮痛剤などを使う方法、温熱治療と呼ばれる患部に超音波やレーザーなどを当て、血行を改善し、痛みを緩和する方法もあります。
それでも強い痛みが続く場合は、患部に直接ステロイドを注射し、痛みを即効和らげる治療もあります。
スポンサーリンク
p>
ドケルバン病の手術費用や後遺症はどう?
その保存的療法でも痛みが改善しない場合には、もうひとつの「手術療法」があります。
その手術方法は、基本的に局所麻酔で行われますが、他に疾患がある場合や病院の方針など、全身麻酔で行うこともあります。
切開する部分は、2cmほどで、時間にして15分~30分ほどで終わります。特に入院することもなく、術後は、抜糸までの1週間ほどは、2日に一回消毒の為に通院しなければなりませんが、そのまま家に帰ることが出来ます。
費用も、保険適用、三割負担で約8000円~10000円ほどで手術を受けることが出来ます。
切開するため、手術の後は多少残りますが、術後、日焼けをしないようにしたり、傷口の保湿をしたりすると跡が残りにくいので、なるべく術後は気を付けてあげましょう。
また後遺症などの可能性として、手術の際に他の神経を傷つけてしまうとしびれが出るなどの症状が起こる可能性もありますし、感覚神経に傷がつくと、傷が治っても、痛みがひどくなるといった『反射性交感神経性萎縮症』を引き起こしてしまうこともあります。
手術後、何かしら変わった感じやますます痛みが強くなった場合は、お医者さんに伝えてください。
手首の痛みの対処法について
手首の痛みを改善するには安静が第一です! なかでも、手首に負担がかからないように固定することが大切で、テーピングをすることが効果的といわれています。
テーピングによって手首の痛みを解消する療法は【テーピング療法】と呼ばれており、スポーツ選手のトレーナーなどは、テーピングを熟知しています。
テーピングのやり方はココ!
テーピングは、やり方さえ覚えれば 自分で簡単に行うことができ、手首の親指側の骨が痛い症状を改善できます。さっそく、動画で見ていきましょう。
⇒ テーピングのやり方【動画】
テーピングのやり方は、キネシオロジーテープを用意して、巻きやすくするために50mm程度の幅に切ります。切断したキネシオロジーテープを、親指の付け根の部分から親指の延長方向に向かって巻いていき、親指が固定されると完成です。
このやり方でテーピングを行うと親指が固定され、親指に負担がかからなくなり、手首の痛みは解消します。ぜひ試してみてくださいね。