手の甲が痛い!その原因は腱鞘炎?対処法紹介

手の甲が痛い

何気なく物を握った時や、ちょっとした作業をしている時に、手の甲が痛いと感じる事はないでしょうか?実はこの痛みの原因が腱鞘炎にあることがあります。

腱鞘炎というと手首の痛みと思っている方も多いようですが、実は腱鞘炎によって手の甲に痛みが出ることがあります。

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手の甲の痛みの原因は?

手首の病気

腱鞘はちょうど手首から手の甲にかけての部分にありますが、この腱鞘の中には物を握ったり指を動かすための腱が通過しています。

腱は手の甲を通過して指とつながっていますので、腱鞘炎が起こっている時には手の甲にも痛みが出てくることが多いんです。

腱鞘炎は指や手を過度に使うことで起こりやすくなります。

腱鞘炎の部位別の症状について

腱鞘炎の症状

■指が痛む
〈疾患名〉
ばね指

〈症状〉
手の平の指の付け根に痛みや腫れが出るのが特徴です。

手を広げた時に、指に引っかかったような違和感を感じます。

■ひじが痛む
〈疾患名〉
テニスひじ

〈症状〉
テニスひじは、手首からひじにかけて痛みが出るのが特徴です。

物をつかんで持ち上げた時に痛みを感じる場合が多いです。

■親指の付け根が痛む
〈疾患名〉
ドゥケルヴァン病

〈症状〉
親指の付け根辺りや甲に痛みが現れるのが特徴です。

親指をギュッと握ってしまうと、痛みがさらに大きくなるので注意が必要です。

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腱鞘炎以外の原因で考えられるものは?

■末梢神経障害
〈原因〉

  • 自己免疫応答
  • 栄養不足
  • アルコール依存症
  • 血管、代謝疾患

〈症状〉
末梢神経とは運動神経、感覚神経、自律神経の3つの神経を差します。運動神経に障害が起きた場合は筋力が衰えてしまったり、筋肉萎縮が起こります。

また、感覚神経に障害が起きた場合はしびれや痛みといった症状が現れる一方、熱い、冷たいなどの感覚が麻痺してしまう場合もあります。

自律神経に障害が起きた場合は立ちくらみや排尿障害、発汗異常などの症状が起こります。

〈痛む場所〉
末梢神経障害には様々な原因が考えられるため、痛む場所も様々です。親指から薬指にかけて痛みが出る場合もあれば、小指から薬指部分のみに痛みが出る場合もあります。

また、耳の裏側や手足の先端や全体にも痛みが出る場合があります。

手根管症候群

■手根管症候群
〈原因〉

  • 手の使い過ぎ(スマホやPC作業など)
  • 手のむくみ
  • 骨折や腫瘤

〈症状〉
手根管症候群は、手首内部の手根管を通る正中神経が圧迫されることで起こる病気です。

症状がひどくなってくると痛みで夜中目が覚めてしまったり、親指の付け根にある筋肉が弱まり、物を握ったり掴むことが困難になってしまいます。

〈痛む場所〉
手首や手の甲などに痛みが出ます。最初は人差し指と中指に痛みが現れることが多く、だんだんと親指側に痛みや腫れが広がっていき、最終的に手の甲全体が痛むようになります。

利き手であっても、利き手ではなくても、どちらの手にも起こる可能性が考えられます。

腱鞘炎の対処法について

腱鞘炎の対処法

現代人の場合には、パソコンの使い過ぎなどによって腱鞘炎が起こるリスクはとても高くなってきています。

もし手の甲に痛みがあるという時には、腱鞘炎が起こっている可能性があるということを考えて、少し手を休めることを心がけてみてください。

手を休ませても痛みが引かないという場合には、その他の原因も考えられますので整形外科を受診するようにしましょう。

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