手の甲は太い血管が通っているということもあり、目で見やすい部分ですよね。この血管が浮き出ているという人は年配の方には多くみられます。
血管が浮き出ているだけであれば、加齢によって起こる症状になりますし、ストレスなどが強い場合にも、血管が浮き出てくることがあります。
ですが痛みを感じるという場合には、末梢神経に何かしらの障害が起こっている可能性があります。
血管が浮き出る原因は?
手の甲の痛みが左右のどちらかだけに現れている場合には、単末梢神経障害と言われます。血管が太くなり感覚神経を圧迫することで起こります。
両手の甲が傷むというときには「多発性末梢神経障害」の可能性があります。
多発性末梢神経障害について
多発性末梢神経障害は、「急に起こるもの」と「ゆっくりと起こるもの」があります。
急に傷みが強くなる場合には、ジフテリアやギラン・バレー症候群、重金属などの有害成分などが原因になることがあります。
ゆっくりと慢性的に起こる場合には、糖尿病、アルコールの摂取多価、栄養不足、ビタミンB12欠乏による貧血、甲状腺機能の低下、腎不全や肝不全、ガンなどが考えられます。この場合、整形外科よりは内科や神経外科などを受診することをオススメします。