字を書こうとした時やドアノブを回そうとした時、手首に激痛が走るなんてこともあり辛い症状に悩まされている人もいるのではないでしょうか。
手首の痛みの治し方はどのようにすればいいのでしょう。
ここでは腱鞘炎の原因と治し方をご紹介します。
手首の痛みの原因について
腱鞘炎は日常生活で誰でも発症する可能性のある病気です。
これは名前の通り腱の周りを覆っている腱鞘に炎症が起こる病気で、主に作業による手の使い過ぎが原因で起こります。
腱と腱鞘を使いすぎると腫れが起こり互いに摩擦を起こすので痛みを伴うようになるのです。
腱鞘炎の治し方は?
腱鞘炎の応急処置はまず患部を冷やすということです。
これは痛みを感じる神経を麻痺させて痛みを和らげ、一時的に血行を抑えて炎症が広がるのを防ぐ作用があります。
冷やした方が良いのは患部が熱を持っている急性の炎症が出ている時で、すぐ冷やすほど治りが良くなります。
その後はテーピングはサポーターなどで患部を固定してできるだけ動かさないように注意しましょう。
痛みがなくなってきたら温める!
しばらくして痛みが鎮まってきたら冷やすのではなく温める治療法に切り替えます。これは温めることによって患部の血行が促進されて組織が修復されやすくするためです。
急性期を過ぎてから冷やすと周辺の筋肉が硬くなって患部の神経を圧迫し痛みがぶりかえすこともあるので逆効果です。長期間固定しすぎることも筋肉が硬くなる原因となるので治療を切り替えるタイミングが重要となるのです。
腱鞘炎が軽い場合は患部を動かさないように安静にして過ごせば自然に治すことができます。とはいっても仕事や家事で手首を使わずにいられないという人も多いと思います。
しかし腱鞘炎を軽くみていると重症化したり慢性化して再発しやすくなってしまい、日常生活に支障をきたす場合もあるので、痛みを感じたら すぐに対処するようにしましょう。