なんだか手がかゆい!そう思って手を見るとポツポツと湿疹のようなものが出来ていた。そんな経験はありませんか?
前触れもなく湿疹が出来ると「何か変なもの食べたかな?」と心配になっちゃいますよね。
今回はそんな手首に出来る湿疹についてまとめました。
かゆみのある無しや、子供に出来た場合など、気になる情報はここでチェックしてください!
手首の湿疹がかゆい原因は?
◆アレルギー物質
湿疹の原因で最も多いのは【アレルギー物質】とされています。
皮膚というのはアレルギーが入らないようにバリアの役割を果たしているのですが、なんらかの原因でそのバリアが破られることがあります。
するとアレルギーをやっつけようと体内ではアレルギーへの攻撃が始まります。その時、攻撃する物質「ヒスタミン」が血管を拡張させ、血液中の水分を血管の外へ排出する働きをするんですね。すると皮膚の表面にポツポツとした赤い湿疹が出てきます。
ヒスタミンはかゆみを感じる神経を刺激するのでどうしても湿疹がかゆくなります。
◆アトピー性皮膚炎
その他の原因では【アトピー性皮膚炎】があります。発症原因は未だはっきりしておらず、乾燥肌の人に多いようです。
かゆみが強くて湿疹もなかなか消えません。アトピーであれば薬を塗らないと症状は治まらないので、まずは病院へ行くようにしましょう。
◆肝臓病
そして少し意外なのが【肝臓病】が原因というもの。湿疹が治ってもすぐにまた現れるという人は肝臓がお疲れなのかもしれませんよ。
肝臓は暴飲暴食、特にアルコールの摂取量が多いと負担になり、肝臓機能が低下します。すると湿疹となって体に現れるようです。湿疹を繰り返すようであれば一度内科で診てもらってくださいね。
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痒くない湿疹はどうしたらいいの?
「湿疹=かゆい」というイメージですが、中にはかゆみのない湿疹もあります。その場合、湿疹ではなく「イボ」の可能性もあるんですよ。
イボはいろんな種類がありますが、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼ばれるイボが一般的なものになります。手首や足関節によく出来るのが特徴です。
種類によっては稀にガン化するものもありますので、イボかな?と思ったらすぐに皮膚科へ行くようにしましょう。
イボはウイルス性のため、周りの人にも感染する恐れがあります。ですのでイボの場合は感染を防ぐためにも、完治するまではタオルの共有をやめるなど少し気をつけた方がいいですね。
また、早く治すには免疫力を上げることが大切です。食生活を見直してみましょう。他にも紫外線対策や皮膚の摩擦を防ぐようにしてください。
子供の手に湿疹ができた場合は?
子供の手に湿疹が出来ることもよくありますよね。代表的な症状の対処法をご紹介しますのでチェックしてみてください。
《とびひ》
とびひは伝染性膿痂疹といって、虫刺されや擦り傷が原因で出来る感染症になります。虫刺されや擦り傷の部分に細菌が繁殖するんだとか。
かゆみを伴うのですぐに掻いてしまい、悪化することがあります。幼児~学童期の子供によく見られます。
治療は抗生物質の入った軟膏を使用します。症状が悪化すると点滴治療や服薬などが必要になり、子供の体に負担がかかってしまいますので気づいたら早めに病院へ行くようにしてください。
《水イボ》
伝染性のイボでよくプールなどで感染してしまうようですね。大きさは豆粒~栗粒で、赤茶っぽい色をしています。触ると弾力性があり半球形をしています。こちらも幼児~学童期に多いようです。
イボは感染しますので自宅で潰さずに病院で診てもらいましょう。学校や幼稚園などによっては出席停止になる場合もあります。注意してください。
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手の湿疹の対処法について
湿疹のかゆみを少しでも抑えたい!そんな時におすすめの対処法をご紹介します。湿疹は掻けば掻くほど酷くなってしまいます。酷くならないようにするためにも対処することは大切ですよ。
湿疹は血流が良いとかゆみが増すようです。なので患部を冷やすと効果的ですよ。保冷剤などを使って冷やしてみましょう。
アレルギー物質がついている場合は水で洗い流しましょう。また汚れからも湿疹になることもあります。この時ゴシゴシ洗うのではなく優しく洗ってくださいね。
爪が長いと患部を傷つける場合があります。傷がつくと悪化して治りも遅くなってしまいますので治るまではこまめに短くしておくようにしましょう。寝ている時は無意識に掻いてしまうことが多いんですよ。
原因が分かっているなら市販薬でもOKです。原因が分からないときは悪化してしまう恐れがあるので病院を受診し、薬を出してもらうといいですよ。
病院に行く時間がない場合はドラッグストアなどでも薬剤師さんが常駐しているお店もあるので、一度相談してから購入するようにしましょう。
湿疹が出来るとかゆくて思わず掻いてしまいますが、掻くことで治りが悪くなるのでグッとこらえて掻かないようにしましょう。
特に就寝中は無意識に掻いてしまうので、なるべく爪は短く切っておいた方がいいですね。
すぐに治まればいいですが、長引くようであれば皮膚科を受診するようにしましょう。